思い出

思い出は駆け抜ける。

どうしてって言われたって、
そんなことは分からないし、
分かる必要も無いし、

それに、そんなことどうだって良い。

思い出が駆け抜けて
思い出がほとばしる

それだけで、
ぼくらは幸せでいられる

君とぼくとの思い出が
ぼくと君との思い出が

いつまでもいつまでも
ぼくの心の中にいてくれて

ぼくは君のことを想って
君も、きっとぼくのことを想う

想えば想うほど
感じれば感じるほど

ぼくは君に憧れて
君はぼくから遠ざかる

嬉しくて悲しくて
楽しくて耐え難くて

いつだっていつだって、
ぼくは君のことを想う、

君は何をしているのか、
どこへ行ってしまったのか

何がぼくと君との間に入って
しまったのか

そんなこと、
時々、考えたりするけれど

ぼくは君のことが大好きで
君も、ぼくのことが大好きだった、

それで良いんじゃないかと
思うけれど、

やっぱり納得出来ない、
そんな瞬間を心のどこかに放り込んで

みんなみんな楽しく嬉しく
混ぜてしまえば、

ほら、みんな楽しい思いで

想えば想うほど楽しい
そんな思い出

全ては美化されて、回り出す
それはぼくの想いと関係なく
君の想いとも関係なく

ただ時間によって、
想い想われ美化される

それだって良いじゃないか
ぼくは君のことが大好きだ

それで良いんだ

君もぼくのことが大好き

きっと、それは変わらないから。

タイトルに戻る