ぼくらの世界

ぼくらは一生懸命生きてきたのに
どうして君たちはそれを責めるんだろう

君たちだって一生懸命生きて来たはずなのに
どうしてぼくらはそれを責めてしまうんだろう

ぼくたちは、君たちを責めるけれど
本当は仲良くしていたいんだ

君たちも、そう思っているのかな
だとしたら、とても馬鹿げた話

だけど、もしそうだとしても

きっとぼくらは君たちのことを責めて
君たちもきっと、ぼくたちを責めるんだ

それは、どうしようもないことなのかも知れない
でも、どうしようもないなんて、それこそどうしようもない

そう思って、きっとみんなどうしようもないんだ
なんて思うことはもっとどうしようもないんだ

だからといって、ぼくらと君たちの争いが
終わるわけじゃあない

ぼくらと君たちは死ぬまで争い続けて
そして死んでしまうんだ

どうすれば良いのか
誰もそんなことが分からないから

とりあえず、ぼくらは君たちのことを責めて
気を紛らすんだ、全部君たちのせいにしたいんだ

君たちも、きっと同じように、
ぼくらのことを責めているんだよね

別に本当にぼくらが悪いわけじゃないし
本当に君たちが悪いわけじゃあないんだ

一生懸命生きるっていうことは
そういうことなんだろうか

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