綺麗なお姉さん

とある日、バイトでレジを打っていたら子どもを2人連れたお母さんがやってきた。

子どもは5歳くらいの男の子と女の子だ。

女の子の方は静かなのだが、男の子の方がとても元気が良くてレジを打っている最中もぼくに「ねえねえ!これ知ってる!?知ってる!?」などと元気いっぱいに話かけてくる。まあ知ってるも何もハンガーなのだから「知ってる?」とか聞かれても困るのだが・・。

「うん、知ってるよー。」

とこたえるとお母さんは「すいませんねぇ(笑)」という風に笑っていた。女の子はなんだかそんなお兄ちゃん(?)と一緒にいることに、照れているようだった。

会計が終わってお客さん(お母さん)に商品を渡すと、その帰り際にその男の子がまた元気良く一言

「綺麗なお姉ちゃん大好き!!」

意味不明に思いつつもぼくは「頑張れよ」と思ったのでした。

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